会長挨拶

佐用町は人口約14,000人の小さな町ですが、兵庫県立西はりま天文台があり、星空のきれいな町です。一方、最先端の研究施設である大型放射光施設Spring‐8のある学術的な町でもあります。
この小さな佐用町にある佐用郡医師会は会員数20数名の医師会で、公立病院はありませんが民間3病院、1介護医療院、2介護老健施設、7診療所(内1つは透析専門クリニック)から構成され、地域住民の健康と暮らしを守るインフラとしての機能を果たしています。
コロナ禍の4年間ではほとんどの医療機関で発熱外来を実施し、新型コロナウイルスワクチン接種に協力致しました。来たるべき新興感染症に備えて兵庫県と医療措置協定を締結し、研修、訓練などを実施して参ります。
医師会の活動は多岐に及んでいます。乳幼児健診、各医療機関での各種予防接種、保育所・幼稚園・小学校・中学校・高等学校の園医・学校医として児童・生徒たちの健康管理、また、企業や行政職員・教職員の産業医活動、介護保険の介護認定審査会、町や県・保健所との各種会議に参加、救急活動、休日当番医、公衆衛生活動、新興感染症対策などたくさんの業務を行っています。
そして、小さな医師会であるからこそ病院・医院、病院・病院、あるいは医療・介護・福祉の連携も良好です。佐用町民の皆様はなんでも相談できる「かかりつけ医」をお持ちください。多くの方が癌にかかる時代です。早期発見早期診断にこころがけてください。また限りある医療資源です。救急医療にご理解とご協力ください。
医療機関受診の際にはマイナンバーカードまたは保険証(資格確認証)をご持参下さい。マイナンバーカードを利用したマイナ保険証にはお薬の処方歴や検診や人間ドックのデータが入っていて閲覧可能であり、患者様の医療情報が良く分かります。
今後とも良質な医療を提供すべく尽力してまいりますので、佐用郡医師会へのご協力・ご理解賜りますようお願い申し上げます。

一般社団法人 佐用郡医師会
会長 尾﨑公彦